臨床研究グループ

心房中隔欠損症のカテーテル治療

心房中隔欠損症(ASD)のカテーテル治療が2011年4月から当院で実施可能になりました!

心房中隔欠損症のカテーテル治療 
 心房中隔欠損症(ASD)は生まれつき心房中隔(右心房と左心房の境の壁)に穴が空いている病気です。この穴から血液が行き来することにより心臓に負担がかかり、動いたときの息切れなどの症状がでます。また不整脈の原因ともなり、その不整脈などによる脳卒中の危険性も伴います。 これまでASDは胸を開き、心臓を止め(人工心肺を使用)、穴を塞ぐ外科手術により治療してきました。しかしながら、当循環器内科でカテーテル(足の付け根からいれる径数ミリの細い管)を通じて穴を防ぐ道具を心臓に運び、穴を塞ぐ治療が可能となりました。(経皮心房中隔閉鎖術といいます)

心房中隔欠損症のカテーテル治療  カテーテル治療が一番良い方法か、従来の外科的手術が一番良い方法か、あるいは薬で心臓の負担をとるだけの治療が一番良い方法かは、ASDの状態や他の健康状態により決まります。
 この治療は循環器内科がおこないますが、麻酔科、小児心臓血管外科、心臓血管外科、小児循環器内科と協力して万全の体制で安全に治療を行います。

治療のご相談について

心房中隔欠損症のカテーテル治療
◆患者様で直接受診される場合
 火曜日外来にお越し下さい。(担当:中村猛)

(できるだけ下記のように、現在通院されている先生よりご紹介頂いて下さい。火曜日は通常の循環器外来の予約外での診察となりますので、長時間お待ち頂いたり、ご説明に十分な時間が取れないこともございます。)
◆患者様がいま通院されている先生よりご紹介頂く場合

  1. 地域医療連携室申込書(ASD用)(クリックして印刷してください)に氏名、住所等ご自身で記入の上、保険証をお持ちの上いつもおかかりの病院・医院の先生に提出してください。
  2. :かかりつけの先生から地域医療連携室を通して木曜日のASD専門外来(担当:中村猛)への予約をとって頂きます。
  3. :当日(予約日)にはかかりつけの先生からの紹介状をお持ち下さい。

この治療法について詳しくお知りになりたい方は、
   http://www.amplatzer.jp/をご覧下さい。
(文責:中村 猛 )
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